団地のふたり (双葉文庫 ふ 22-05) Amazonで販売中
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【双葉社】藤野千夜の作品
夫婦あわせて、もうすぐ180歳。中年となった3人の息子たちは、全員独身――。 明石家の主、新平は散歩が趣味の健啖家。妻は、散歩先での夫の浮気をしつこく疑っている。 長男は高校中退後、ずっと引きこもり。次男はしっかり者の、自称・長女。末っ子は事業に失敗して借金まみれ。 ……いろいろあるけど、「家族」である日々は続いてゆく。飄々としたユーモアと温かさがじんわりと胸に沁みる、現代家族小説の白眉。解説・木内昇 多くのメディアで紹介されて注目を浴びた『じい散歩』、待望の続編! 前作からさらに歳を重ね、夫婦あわせて180歳を超えた新平と英子。3人の独身中年息子たちは相変わらずで、自宅介護が必要になった母親の面倒を見る気配もない。 まさに老老介護が始まった新平の束の間の息抜きは、趣味の散歩や食べ歩きだが、留守番している妻への土産も忘れない。果たして、老夫婦の道のりは? そして、妻の「反乱」とは? 身につまされながらもどこか可笑しい、明石家のその後を描いた家族小説。 小六の美々加は、シングルマザーのママに恋人ができて以来、学校の帰り道に道草をするようになった。 ある日、黒猫のあとをつけて巨木の根元の空洞をくぐり抜けると、知らない家で目を覚ます。 くみ取りのトイレやダイヤル式電話、学校ではこっくりさんに夢中な級友……。 どうやら昭和49年にタイムスリップしたらしい。当たり前のように美々加を「さら」と呼び、たっぷりの愛情を注いでくれる小岩井家の次女としての日々が始まった――。 優しさと温もりに包まれた、ノスタルジックな冒険譚。
出版社 : 双葉社 (2024/7/10)
発売日 : 2024/7/10
言語 : 日本語
文庫 : 192ページ
ISBN-10 : 4575527653
ISBN-13 : 978-4575527650
寸法 : 15 x 10.5 x 1.3 cm