再掲:ブロックが化ける場合の対処法
旧ブログからの転載です。
AutoCADで他社製のCADデータをコピペすると、ブロックが化けてとんでもない絵になることがあります。
これはブロック名が重複しているのが原因です。
他社のCADでは、ブロックの内容に関わらず連番で名前を振っているようで
確認しているものは、MICRO CADAM HelixとCADPACで発生します。
購入品のCADデータでも住友のサイクロ減速機で発生します。
AutoCAD内でも、同じブロックを別のファイル内でブロック編集してから貼り付けると、
化けると言うか編集前に戻っていまします。
これを回避するには、ブロック名を被らないように全て変更することで対処できます。
まずコピー元のファイルのコマンドラインに”RENAME”と打ち込んで「名前変更」のダイアログを出します。
左側のブロックを選択すると、右側にその図面内にあるブロックの名前一覧が出てきます。
連番になっているのがわかりますね。
元の名前のところに * (アスタリスク)を打ち込むと全選択状態になります。
新しい名前のところに任意の文字列(この場合は123)と * (アスタリスク)を打ち込みOKを押します。(いずれも半角で打ち込んでください)
全てのブロック名の接頭に123がついているのがわかります。
これでブロック名被りは回避できますが、いくつもの図面からコピペする場合は
接頭の文字列を変えないと結局被ります。
なので、追加する文字列は、図番の末尾とか日時とか被らないように工夫しましょう。
面倒ならキーボードを無茶苦茶に叩いて無意味な文字列でもOKです。
とにかく名前が被らなければ良いので。
名前変更した元ファイルは、その状態を保存する必要はありません。
コピーする段階で名前が変わっていれば良いので、そのまま保存せずに閉じて元の状態を維持できます。
※以前のバージョンでは名前変更に適用ボタンがあったので、変更状況を確認できたのですが、いつの間にかOKボタンだけになっているので、確認するにはもう一度名前変更を開く必要があります。